塾講師トピッカーの中学受験ぶっちゃけ

中学受験の先生をしている大学生が受験情報や勉強法をぶっちゃけます。

中学受験の塾講師・家庭教師をしている大学生。国語が苦手な理系小学生向けの指導が中心ですが、ブログは4科目全てについて書きます。ご相談や家庭教師の体験授業などは無料で行っておりますので、ご希望の方は非公開コメントまで!

2018年の麻布中の国語は深緑野分作『緑の子どもたち』から出題されました。この作品は『飛ぶ教室(2017年7月)』という児童文学集に収められているものです。



独特の世界観が描かれており、捉えにくい文章だったのではないでしょうか。加えて、記述の難易度はかなり高いです。選択肢や漢字での失点を避けつつ、記述でどれほど部分点が貰えるかが鍵だと言えます。

そこで今回は、何を書けば何点貰えるかということを独自に予想した上で、参考程度に私自身の解答例を載せておきます。疑問や質問がありましたら、コメントまたはメールでお書き頂ければと思います。

一点でも多く記述で点数を取るために、自分の解答に何が足りなかったかをしっかり分析してください!!


麻布の国語を解く際の前提知識

麻布の国語は具体的な字数指定がなく、解答欄が何行あるかでおおよその字数を考える必要があります。その際、1行30字を目安に書くことを心掛けましょう。

(なぜ30字かは開成中 国語解説を参照ください。)

30字より少ないと、必要な要素が入りきらなくなってしまう恐れがあります。大きめな字を書いてしまう人は、過去問演習を行う過程で文字の大きさを調整していきましょう。



2018年麻布国語の解説・予想配点

問一…1×4点

問二
(1)…2点
不安で、イライラする


(2)…3点
互いに関わらず、自分のテリトリーの中で思い思いに暮らしている。(31字)

①互いに関わらない←1点
(互いに存在を無視、口を聞かない…なども可)

②自分のテリトリーの中で好きなように暮らしている。←2点

※設問で「どのように暮らしていますか。」と問われているので、文末は「~~暮らしている。」とするのがベスト。



(3)…5点
家にそってカイブが生い茂り、道には瓦礫がちらばっているほか、夜は足下が見えないほど暗くなるなど、整備がなされていない様子。(61字)

①(家にそって)カイブが生い茂っている。←1点

②道には瓦礫がちらばっている。←1点

③夜になると足下すら見えないくらい真っ暗になる。(街灯や明かりがない)←1点

④(①・②より)人の管理が行き届いていない、整備されていない、放置されている…←2点

(⑤夜になると大人がうろついている、獣がひそんでいる。←△1点)

※文末が「~様子。」となっていない場合は1点減点。家の周りの様子を問われているので、「暑い」「涼しい」といった温度の記述は不要です。④の『管理が行き届いていない』という点を記述の軸にする場合は⑤は不要になります。




問三…3点
家の前で大きな音を立てて騒ぐ怖い大人たちが、どこかへ行くこと。(31字)

①大人たちが大騒ぎしていること←2点
(傍線②の時点では大人たちが何をしたか具体的に分かっていないため、「ピンクの自転車を盗んだ」という解答は不可)

②その大人たちがどこかへ行くこと←1点
(騒がしい音がどこかへ行くこと、大人たちが移動すること…なども可)

※「嵐」とはうるさい大人たち、あるいはうるさい音を指します。また、少し細かいですが、傍線「嵐が過ぎ去る」という表現を説明する問題である以上、記述で「過ぎ去る」をそのまま用いるのは控えましょう。今回は減点対象外としていますが、気をつけてください。




問四…3点
全員で共有していて、ひとりじめして乗ることが許されないもの。(30字)

①(みんな)乗りたいと思っている、自分のものにしたい、ひとりじめしたい←1点

②しかし①は許されず全員が共有している、誰も手を出せない、憧れで終わっている…←2点

※文末が「~もの。」「~と考えている。」のどちらかで終わっていない場合は1点減点。

本文中の『いいんだ、自転車が自分だけのものじゃなくても。』という表現に着目します。『自分だけのものじゃない』ということは、「四人全員のもの」と考えられているのです。



問五…2点




問六…5点
一緒に自転車を作りたいという願いを「あたし」なら理解し、テリトリーを気にせず自転車作りに協力してくれると信じる思い。(58字)

①テリトリーを無くしたい、テリトリーを気にしない←2点

②「あたし」なら自分の想いを理解してくれる、自転車作りに協力してくれる…←2点

③「あたし」を信じる思い←1点

※文末が「~思い。」「~が読み取れる。」で終わっていない場合は1点減点。「テリトリー」という言葉が入っていない場合は2点減点。

※『チビの行動から「あたし」に対するどのような思いが読み取れるか』という設問なので、傍線にあるチビの行動を基に、チビの思いを受験生自身で推測する必要があります。「あたし」に激しく抗議しても大きな瞳で見つめ、チビ自身が集めた大切な道具を見せたことから、「あたしを信頼している」「あたしなら分かってくれると信じている」などと読み取るべきです。




問七(6点)
銀には写真や記事を見せながら自転車作りの説明をし、赤には八つ当たりをしたことを謝るともに、ペダルとなるブロックを一緒に探すことで、チビの願い通り、赤と銀を自転車作りに加えたこと。(89字)

①赤と銀を自転車作りに加えた←2点
(協力をしてもらう、仲間に入れる…なども可)

※これが最重要の要素です。欠けていた場合、採点方法によっては0点となる恐れもあります。


銀に対して、自転車作りを身振り手振りで説明した。(自転車の写真や記事・黒い紐を見せて…などといった具体的内容でも可)←1点

③赤に八つ当たりしたことを謝った。(自転車が盗られた怒りをぶつけた、罵った、赤とケンカした…なども可)←1点

④ペダルになるブロックを赤と一緒に見つけた。←1点
(家から出ていった赤を探して見つけた…なども可)

⑤赤と銀の二人にも協力してほしいというチビの気持ちをくみ取った。←1点

※文末が「~こと。」「~ことをした。」となっていない場合は1点減点。



問八以降は後日公開致します。



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なぜ朝勉強は推奨されるのか

朝勉強とは、早起きをして学校に行く前に勉強をすることを指します。多くの中学受験生が夜型の生活を送り、夜遅くまで勉強している中で、朝勉強を勧める塾の先生や保護者がたくさんいます。


朝勉強が推奨される理由として、

①本番の試験は朝にあるため、朝に実力を発揮できるように予め準備しておくべき
②生活のリズムが整えやすい

などの理由が挙げられると思います。また、『ハングリー精神』という言葉があるよう、朝の空腹時に勉強することで集中力が高まるとも言われています。


朝勉強を成功させるには

とはいえ、朝勉強はなかなか上手くいかないのではないでしょうか。「明日こそ早く起きる!」などと意気込んで寝たのに、いざ朝になってみると「眠い」「やっぱり起こさなくていいや」などと弱気になって、続かない人が多いです。


失敗する人のほとんどは、いきなり時間を早めてしまっています。例えば今まで朝7時に起きていたのに、急に5時とか6時に起きようとすると、睡眠時間は1~2時間削られます。これでは体への負担が大きくなってしまい、続くはずがありません。


もし朝勉強を習慣付けたいのであれば、まずはいつもより10分早く起きてみましょう。10分であれば小学生でも負荷を感じずに起きられるはずです。


いつもより10分早く起きることを1週間続けられたら、次の週はさらにもう10分早く起きるようにしましょう。これを繰り返していくと、2ヶ月もしないうちに、1時間早く起きて勉強することができます。


大事なのは、合計の睡眠時間を削らないで、少しずつ早起きに慣れていくということです。早起きすることは、睡眠時間を削るということではありません。ここを勘違いしてしまうと、早起きは続かないでしょう。


カフェインで目を覚まさせるのはNG

時々、無理やり目を覚まそうとして、起きた直後にコーヒーや紅茶を飲む受験生がいますが、やめておきましょう。カフェインは朝に摂取してもあまり効果がないですし、カフェインに頼っていると自力で起きられなくなってしまいます。ましてや、エナジードリンクを小学生で飲むのは論外です。そんなのを飲むくらいなら寝ましょう。


朝勉強はメリットが大きい反面、無理をすると逆効果になってしまいます。もし朝勉強をやろうと思ったときは、焦らず体を慣らしながらチャレンジするようにしましょう(^-^)


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タイトルを見て「うさんくささ」を感じた人も多いでしょう。今回紹介するのは『現代文 標準問題精講』という参考書です。


『現代文 標準問題精構』は開成の神田邦彦先生が作成されています。実はこの方、榊邦彦というペンネームで執筆活動もしています。『100万分の1の恋人』を書かれた方だ、と聞けばピンときた方もいるのではないでしょうか。


ちなみに2009年開成入試には榊邦彦著の『約束』が出題されました。自分の文章を出したということでしょうね。


さて、『現代文 標準問題精構』は40題もの問題が載せられており、解説は非常にシンプルですが、解き方に必要な知識が分かりやすく紹介されています。そのため、大学受験生の間で人気の参考書となっているのです。


なぜ大学受験向けの参考書をここで紹介するかといいますと、この参考書を読めば、開成の国語の傾向を掴むことができるからです。



先日、この参考書を読んでいると、南木佳士著の『ダイヤモンドダスト』が載っていることに気が付き驚きました。実は南木佳士氏の作品は2017年の開成の入試で出題されているのです。



偶然だろうと思いつつ、念のため他の作者を見てみると……

・榊邦彦(2009年開成中)
・日高敏隆(2014年開成中)
・鷲田清一(2015年開成中)
・内田樹(2010年開成中)

この参考書に載っている出典の作者ばかりが開成の入試で出題されているのです(゜ロ゜)



日高・鷲田・内田の三氏は大学受験で頻出の作者ですが、ここまで被るとなると偶然とは思えません。



2018年は青山美智子さんの作品が出されたよう、今後もこの参考書に記載された筆者の本が出題されるかは分かりません。しかし、開成の先生がどのような解答を求めているのか、中学受験生にどんな文章を読んでもらいたいかという、おおよその傾向は掴めます。ですので、受験生の保護者は一読しておいたほうがいいかもしれませんね。


ちなみに、参考書に載っている著者のうち、個人的に気になる方は以下の通りです。入試で出題される著者を当てたところで問題が解ける訳ではありません。点数アップを図りたい方は【開成中学】2018年入試問一解説を読んで記述の書き方や、記述を解く際に考えるべきことを知ったほうがいいのですが、念のため載せておきます…



説明文・論説文
河合隼雄、長田弘、小坂井敏晶、養老孟司

物語文・エッセイ
小川洋子、山田詠美、江國香織



上記の7名のうち、どなたかの本が数年内に出題されたら、開成受験生は『現代文 標準問題精講』を買う必要がありそうですね(笑)





2018年の開成中学入試についての記事はこちらから
2018年開成中国語 解答・解説




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