受験は一人で戦わなくてもいい


小学生向けに最後のメッセージを書きましたが、結構長いので6年生は受験後でいいかもしれません。まあそんなこと気にせず書いていきます(笑)


さて、まずは、僕の入試について振り返ります。


僕は「お試し受験」と言われる1月入試で大失敗しました。試験中に「これは落ちるぞ」って察するくらい算数が酷い出来だったので、発表前から不合格を確信していたのですが、いざ不合格だと分かると猛烈に落ち込みました。布団で泣きじゃくって全く勉強に身が入らなかったのです。


その翌日、「授業の1時間前に塾に来い」と塾の先生から呼び出しを食らいました。塾に行ってみると、その日は休みのはずの算数の先生がわざわざ塾に来て、僕のことを励まし続けて下さいました。「1月受験のために頑張ってきたわけじゃない」「君が一番過去問の対策をしている」など、とにかく気持ちを切り替えるよう言い続けてくれました。


色んな感情が入り混じって、人生で一番泣いたといえるくらい号泣しました。おかげで同じ失敗は繰り返すまいと決意を固めることが出来ました。そこから2月1日までの一週間、第一志望のことだけを考えて勉強し、最後のスパートをかけられました。


そして迎えた2月1日校の合格発表の日。


併願校の入試が終わって、保護者が待つ出口のほうに向かおうとしたところ、受験生の流れに逆らって、僕のところへ突進してくる迷惑なオバサンがいました。よく見てみると、疲労やら涙やらで顔がくしゃくしゃになっていた僕の母親でした。


そしてたくさんの受験生の視線を集めながら「受かってたよ!受かってたよ!」と抱きついてきました。もうめちゃくちゃ恥ずかしかったのですが、「こんなに喜んでくれるのか」という感動のほうが大きかったです。普段は親のことがうざったくて大嫌いでしたが、やっぱり自分の親はこの人しかいないなあと思いました。


学校を出るとすぐに算数の先生に電話しました。すると「お母さんに感謝しなさい」と言われたのです。よくよく理由を聞いてみたところ、1月受験の失敗で落ち込んでいたとき、僕の母親が塾に電話して「うちの子を塾に呼び出して喝を入れてくださいませんか」とお願いしていたのでした。親は親で出来ることを精一杯やってくれたのだと初めて理解しました。


家に帰るとなぜか祖父母まで駆けつけていたり、色んな人から電話が来たりと、宝くじで6億円が当たったのかと思うくらいの騒ぎになりました。


そのとき、自分の見えないところで、たくさんの人が自分を応援し、心配し、支えてくれていたのだと痛感しました。あのとき母親が電話してくれなかったら、あのとき算数の先生が励ましてくれなかったら、合格できたかどうかは分かりません。


受験生の皆さんに、親や先生に感謝しろと言いたいわけではありません。というか僕はいまだに反抗期なので、受験生にそんなこと言う資格もありません。


タイトルにあるよう、「受験は一人で戦わなくてもいい」ということを伝えたいのです。


これから入試まで、精神的に疲れてしまうときもあれば、不安で眠れない日もあるでしょう。勉強をやめたくなるときもあるかもしれません。そのとき、一人で悩みこむ必要はありません。先生と家族はじめ、多くの人がみなさんの背中を押してくれます。ライバルから刺激を受けるかもしれないし、受験のことを全く知らないおじいちゃんの言葉が心に響くかもしれません。


普段はケンカばかりしていても、頼れる人がすぐそばに、たくさんいます。


受験をするのは一人。でもたくさんの応援団がいる。


ツラくなったときは、一人で戦おうとせず、応援団の力を借りてください。



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作:日高香織「愛は大きすぎると、ときどき分からない」




未来への希望


僕は自分が中学受験をしたとき、多くの人に支えられたので、いつか自分も中学受験生を支える側になりたいと思ってきました。


大学生になって、先生としてバイトしつつ、1人でも多くの人の力になれると信じてブログも続けてきました。心の底から喜べる瞬間もあれば、自分の力不足を痛感する瞬間もあり、「小学生を支えきる」ことは出来なかったと思います。 めっちゃワクワクする授業をしたりブログを書いたりしながら、びよーんと成績を伸ばして、楽しく中学受験をしてもらうことが夢だったのですが、上手くいかないことも多々ありました。正直、不完全燃焼です。


しかし、悲観的になってはいません。 なぜなら「今の小学生が将来、僕の夢を叶えてくれるはず」という期待があるからです。


このブログを読まされる小学生が何人いるか分かりませんが、読んでくれている皆さんにバトンを託したいと思います。ほとんどの人が途中で落とすでしょうが、1人でも2人でも想いを継いでくれる人がいたら嬉しいです。


あとは任せた!


おしまい。




だるま君よ、もしかして君も見えないところで僕を支えてくれていたのか…?
そのハチマキは応援団の証…?
よく分からないけど、このブログを見守り続けてくださいな。