今回は植物の語呂合わせを紹介する第2段です!

中学受験の理科はただでさえ暗記するのが大変なのですが、特に植物は覚えることが多いので暗記の工夫が必要です。語呂で楽しく覚えると負担がグッと減るはずです(^-^)

それでは早速見ていきましょう。





キク科とヒルガオ科

まず紹介するのはキク科です。種類は多いですが、語呂合わせを使って一瞬で覚えましょう!


春子聞くよひまだ❔」
ハルジオン スモス キク モギ ヒマワリ リア ンポポ)

はい、これで面倒なキク科も一発で片付けられますね。
春子って誰やねん、とツッコミが聞こえてきそうですが、誰でもいいので覚えましょう(笑)



次にヒルガオ科です。


サツマイモ
アサガオ ヒルガオ ヨルガオ サツマイモ

毎食サツマイモは嫌ですね…。前回紹介しましたが、ユウガオはウリ科なので注意しましょう。


こんなの語呂合わせで覚える必要はない!と思うかもしれませんが、忘れたころに登場するのが植物です。失点しないようにしましょう。



ユリ科


まず注意していただきたいのが、以前はユリ科に含まれていたタマネギやニンニクが、現在はヒガンバナ科に分類されることが主流となっているということです。しかし古い過去問ではユリ科の一種として答える必要があるので、混乱しないよう注意しましょう。

ユリ科の語呂合わせは非常にシンプルです。


ユーチューブ
リ・チューリッ


YouTubeの見過ぎには注意しましょう。
ユリ科の特徴として、球根が発達しやすいことがあげられます。



有胚乳種子を覚えよう


有胚乳種子の語呂合わせに入る前に、前提知識として胚と胚乳について理解しておきましょう。

胚(はい)
発芽したときに子葉になる部分です。


胚乳(はいにゅう)
胚が芽や根になるときに必要な栄養分を蓄えている部分です。植物には胚乳がある有胚乳種子と、胚乳のない無胚乳種子の2つがあります。無胚乳種子には子葉の中に養分が含まれています。


入試では有胚乳種子を選びなさい、という問題が中学入試では出題されるので、どの植物がどちらに該当するのか判断する必要があります。


判断の方法としては、単子葉と双子葉に着目するものがあります。


「有胚乳種子」=裸子植物と単子葉類とカキ
「無胚乳種子」=カキを除く双子葉類


カキが特殊なのを理解すれば大丈夫です。


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ただし、頻出する有胚乳種子を語呂で覚えるやり方もあります。


とうほう(桐朋)の向かい待つね
(トウモロコシ、ホウレンソウ、ギ、キ、ネ、ツ、ユクサ、ギ)



これさえ押さえておけば、ある程度の問題に対応できます(^-^)




胚珠と子房の語呂合わせ


胚珠(はいしゅ)
種子植物において種子(つまり種)になる部分。つまり胚と胚乳は胚珠にふくまれていることになります。


子房(しぼう)
胚珠をつつんでいる部分です。受粉後に果実になります。


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どちらが種子になるのか果実になるのかは、覚えてから時間が経つとごちゃごちゃになってしまいがちです。ですからこれも語呂合わせで覚えちゃいましょう!


志望校に力で たね
(子房は果に、殊は子に)



中学受験生へのメッセージがこもった覚えやすい語呂だと思います。



実際の入試問題を解いてみよう


語呂合わせでしっかり頭に叩き込んだところで、入試問題にチャレンジしてみましょう!

アサガオに最も近い仲間だと考えられる植物を、次の(ア)~(カ)の中から1つ選び、記号で答えなさい。(聖光学院H26第一回)

(ア)ジャガイモ  (イ)サツマイモ  (ウ)エンドウ
(エ)ホウセンカ  (オ)カボチャ   (カ)タンポポ

(解答は一番最後に記載しています)




植物は覚えることがたくさんありますが、語呂を駆使して一瞬で得点源に変えてください(^3^)










【解答】(イ)